「[改訂新版]Emacs実践入門」を読んだ

この本です。

[改訂新版]Emacs実践入門―思考を直感的にコード化し、開発を加速する (WEB+DB PRESS plus)

[改訂新版]Emacs実践入門―思考を直感的にコード化し、開発を加速する (WEB+DB PRESS plus)

著者tomoyaさんによるエントリがこちら。

d.hatena.ne.jp

前回のときに献本いただいた縁もあり、今回もまたいただいてしまいました。ありがとうございます!!!

memo.sugyan.com

あれから5年、僕も色々な変化があり 昨年末くらいからはVSCodeをメインで使うようになり この記事を書くにあたり久々にEmacsを立ち上げるか…と思ったら新しいマシンにはインストールすらしていなくてビックリした!

ていうくらい離れてしまっている状態ではありますが、色々と思い出しながら読ませていただきました。

上記以外の初版からの大きな変更は次の通りです。

  • 拡張インストールをpackage.el (ELPA) に全面書き換え
  • Anything から Helm へ
  • Flymake から Flycheck へ
  • Egg から Magit へ
  • 『web-mode』の追加
  • 『コードの実行(quick-run)』の追加
  • 『差分の表示──git-gutter』の追加
  • 『テスティングフレームワークとの連携(phpunitrspec-mode)』を追加

と書かれているあたりは、自分も毎日Emacsを使っていたときに愛用していたものたちばかりで、自分の使い方は間違っていなかった、というのを再確認できました。 最新のアップデートとトレンドを網羅していて とても良い改訂だと思います。たぶん。

Emacsは本当に良いエディタで、VSCodeに移った今でも当然 Emacs Keymap を入れて基本的にはEmacsキーバインドで動かしているし それでも選択まわりの挙動がちょっと気に食わなくてイラっとすることがあるくらい。

じゃあEmacsに戻れよって感じですが。 なんとなく、エディタに縛られることなく多少開発環境が変わっても対応できるようにするためにも慣れておこうというのもあって乗り換えてみたのだけど それはそれで良かったと思うし、この本を読んで 今またEmacsに戻ろうと思ってもそれほど苦労なく切り替えられそうだな、と自信が持ててよかったです。

「プロジェクト」の概念についても思うところはあって 確かにEmacsでは一つのウィンドウですべてバッファの切り替えだけで扱っていたの便利だなーと思うし でもプロジェクトごとにウィンドウが分かれていた方がスッキリするのも確かだし しかし2つ3つならまだしも4つ5つ…となってくると切り替えがすごく面倒で… と 悩ましいところではある

今後もちょいちょいこうしてEmacsを振り返りつつ 他のエディタもそこそこ使いこなせるようになれればいいな、と改めて思えた良い本でした。