ももいろクローバー「4.10中野サンプラザ大会 ももクロ春の一大事 ~眩しさの中に君がいた~ LIVE DVD」を観た

8月24日に発売した、「ももいろクローバー」("Z"ではない)の、2枚目にして最後のライブDVD。

折角なので感想を書き残しておこうと思います。

分からないヒトのために、ももクロの説明

ももいろクローバー」(通称ももクロ)は2008年5月に結成されたアイドルグループ。幾度かのメンバー変更を経て、2009年7月に有安杏果が加入して以降はずっと6人で活動していたが、2011年1月に早見あかり(通称あかりん)が脱退を表明し、2011年4月10日の中野サンプラザ公演を最後にメンバーから抜けることになる。この終演後に「ももいろクローバーZ」へのグループ名改称も発表され、それ以降は百田夏菜子(通称かなこ、夏菜子ぉ↑↑)、有安杏果(通称ももか)、玉井詩織(通称しおりん)、佐々木彩夏(通称あーりん)、高城れに(通称れにちゃん)、の5人で「ももいろクローバーZ」として活動を続けている。
ということでこの「4.10中野サンプラザ大会」は早見あかりのいる6人での「ももいろクローバー」の最後の公演となった。3月の大震災から1ヶ月弱の、まだ混乱の残る時期ながらも「強いニッポン、未来へススメ!」とメッセージを掲げ、6人の元気で日本を明るくしようという意志も込めて決行された。

ところで、自分は

…と偉そうに記述してみたものの、僕がももクロを知ったのは5月中旬。
ももいろクローバーZにハマっている件について - すぎゃーんメモ
既に早見あかりが抜けて5人になった後のももクロしか知らないんです。ごめんなさい。過去のCDや昨年末のクリスマスライブのDVDは視聴しているので、あかりんの歌声やパフォーマンスは知っているけれど、ライブで生で観たことはないし、これからも観ることはできない。
とにかく、そのあかりんのファイナルのライブのDVDが出たってことで買って観たわけです。

感想

第1部 「ももクロ☆オールスターズ 2011」

第1部は、あかりんのFINALとかではなく「日本を元気に」という、震災で暗く不安になる雰囲気の中 ももクロの全力の歌とパフォーマンスでみんなを明るく元気にしよう、という力強いライブだった。私立恵比寿中学スペシャルゲストも登場し、各メンバーのソロや「マス寿司三人前(有安・玉井・高城)」「デコまゆ(百田&早見)」のユニットも披露され、楽しい雰囲気。
ももいろクリスマスのときからさらにパワーアップした6人組の全力のパフォーマンスが冴え渡っていて素晴らしく盛り上がっていたと思う。ソロ曲もスゴく良かった。一番手ももかが感情込めて歌い上げ、しおりんはクリスマスのとき以上の破壊力で可愛らしく、れにちゃんの演歌風の歌と殺陣もすごく良かったし、夏菜子のえくぼは恋の落とし穴だし、あかりんはメチャクチャかっこいいし、あーりんは「あーりん☆」だし。いやホントあーりんマジあーりん。
アンコールの「未来へススメ!」は本当に力強いメッセージのこもった歌で、最後のポーズのところは震えるくらい素晴らしい。
会場の一体感もやっぱりスゴくて、メンバー自己紹介のときも曲中もコールもイイカンジで、「走れ!」のサイリウムは壮観。とても盛り上がった良いライブだったと思う。

第2部 「早見あかり FINAL そして…」

第2部は、あかりんの本当に最後のステージということで最初から最後までそれを意識した内容。
最初の映像からメンバーみんな泣いてるし自分も貰い泣きしたし、ステージに登場してもみんな泣いてるし自分も貰い泣きしたし、歌が始まってもれにちゃん泣いてて歌えてないし自分も貰い泣きしたし。自己紹介でもみんな泣きそうなのを頑張って我慢して笑顔を見せていて、でも夏菜子とかもう目が腫れてるっていうかちゃんと表情作れてないし自分も貰い泣きしたし。でもそこから先はみんな悔いの残らないよう全力で笑顔で歌って踊っていて素晴らしかった。
そして終盤のファイナルセレモニーではメンバーそれぞれからあかりんに贈るメッセージ、あかりんからメンバーそれぞれへのメッセージ。夏菜子とか最初から泣きまくってるし自分も貰い泣きしたし、あーりんも、しおりんも、れにちゃんも、ももかも、みんな泣きながら色んな想いを一生懸命伝えていて、もちろん貰い泣きしたし、すごく仲の良いグループで皆あかりんのことが大好きなんだなぁとあらためて感じる。メンバーだけでなくファンの人たちも本当にみんな、あかりんのことが大好きで、居なくなって欲しくないけどあかりんが決めた以上は笑顔で送り出して全力で応援していくぞ、という雰囲気が会場中に溢れていて、みんな純粋で、本当に良いグループとファンたちだなーと思った。とても良い送り出し方をしてもらえて良かったね、あかりん。

その後

ライブは「ももいろクローバーZ」と謎の名前だけ流れて終了する(この時点では改称と明言されてはいなかった?)。 あのとき青いTシャツを着て青のサイリウムを振っていた人たちは、その後どういう想いを胸に、どうしていったのだろうか。
"ももいろクローバーZ"となった5人はその後、「試練の七番勝負」「Zeppツアー」「シングル"Z伝説?終わりなき革命?"、"D'の純情"同時発売」「1stアルバム"バトル アンド ロマンス"発売」「よみうりランド単独野外ライブ」などを経て、今年のクリスマスはさいたまスーパーアリーナでのクリスマスライブまで決定し、ますます成長し活躍し続けている。
この成長は本当にスゴいと思っていて、あの中野のライブを観るとあかりんの存在感はやっぱりスゴくて、正直「このコが抜けてしまったら、この先5人でどうやっていくんだろう」と今の姿を知っていても思ってしまうくらいで、でも今の5人は現実に5人でそのとき以上の素晴らしいライブを、パフォーマンスをしていて、コレは「あかりんが抜けた穴を補う」とかそういうのじゃなくて「あかりんが抜けたことを感じさせないくらい各メンバーがもの凄い勢いで成長した」ということなんじゃないかな、と思った。100ずつで600だったのが500になったぶん20ずつ補う、とかじゃなくて、みんな200ずつになって合計1000になってるから問題無い、みたいな? そういう、各メンバーの意識と強さと努力が、この中野からの数ヶ月で今の姿に繋がっていっているのだと思う。ZeppツアーのUstreamアーカイブを観ていても序盤と最後でまた随分違う印象だし。とにかく成長度合いが半端無い…!

まとめ

…という、どこまで成長するのか分からない伸び具合と、その勢い、ひたむきさが また僕の心を鷲掴みにするわけで、「このコたちはどこまでいくんだろう」と目を離せないし、どこまででもいかせてあげたいと思うし、彼女たちの夢は叶って欲しいし叶えてあげたいと心から思うわけで、今後もずっと応援していくわけです。
なんでこんな一回りも年下のアイドルグループにこんなにも感情移入しちゃってるのか自分でもよく分からないけど、この熱はまだまだ冷めないので全力で追いかけていきます。

\世界のももクロ ナンバー1!!/