Subscribed unsubscribe Subscribe Subscribe

26歳の旅を考える

diary

18きっぷが余ってしまっていたので、土・日とフラリと西の方に出かけてきた。
全然あてもなく予定も立てず出かけ、結果的には広島まで行って帰ってきただけだった。
何がしたかったのかというと、よくわからない。
ただ、「列車に揺られながら、沢木耕太郎深夜特急』を読みたかった」。
何故「深夜特急」なのかというと、また謎だけど、かつて読んだときに26歳というキーワードがあった気がしたから。
結局席に座ると眠くなってしまってばかりで、2日かけても4巻までしか読めなかった。。。


沢木耕太郎氏が「深夜特急」の旅をしたのは、彼自身が26歳のときだった。まさに今の僕の年齢だ。
仕事のすべてを放り出し、すべての金をトラベラーズ・チェックに換えて彼は旅に出た。
正直、この小説自体はそれほど面白いとは思わないのだけれど、
その旅の内容はとてもうらやましいと言うか、すごく旅に出たい気分にさせられる。
といっても、例え同じルートを旅しても、この小説と同じ旅になることは決して無い。
これは沢木耕太郎本人が同じ旅をしたってそうだろう。
それほど、偶然のタイミングや一期一会の出会いに大きく影響を受けている旅だから。


そう、タイミング。
確かに、自分も仕事を辞めて期間を決めずに海外に旅に出るなら、今、この26歳のときが良いと思った。
今より後がどうなるかは分からない。
間違えて恋に落ち家庭を持ってしまうかも知れないし、
大きな仕事を任されるかも知れないし、
10年経っても今とまったく同じ状況かもしれない。
でもとにかく、今ならできる。
もちろん、せっかく働きやすい会社でプログラマーとして働き始めて、これから、というときに
そんなことをしてしまったら、帰ってきてからどうなるか分からない。
でもそれは何歳になってからでも一緒で、それを考えて心配してしまっていては、
少なくとも若いうちにそんな旅に出ることは確実に不可能になってしまう。
旅に出たい、と思ったなら後のことなんて考えずに旅に出るしかないのだ。


で、そうまでして旅に出たいのか、と自分に問うと、「よく分からない」。
現時点で無職で何もしたいことがないのであればもちろん今すぐにでも旅に出るけど、
今の職とか状況を投げ捨ててでも行きたいか、というと難しい。


一応、2年前の2月に東南アジア放浪一人旅をして、それなりに満足はしている。
この先それ以上の旅が出来なくても、悔しくて死んでも死にきれない、ということはない。
だけど、「もう一度それ以上の旅していいよ」と言われたときに「いや、もういいです」と
なるかというと、絶対にそんなことはない。答えは「よーし、行ってきてやるぜ!」だ。
というか、旅好きのヤツが旅にお腹いっぱいになることなんてあるわけないのだ。


今の状態で働きながら、1〜2週間くらいまとめて有給休暇を取って行く、という選択肢もある。
ただ、やはり期間の決まっている旅とそうでない旅は違うと思っている。
そこには実行にそれほど大きな決断は必要ないし、
帰る日が決まっているというのはやはり自由な旅に対し大きな制約になると思う。


やるなら今年のうち、だ。
沢木耕太郎が「外国に行くのは26歳が良い。遅くても早くてもいけない」と書いていた意味を、知りたい。
きっと24歳の学生の身分で行った旅とはまた違うものになるのだろう。


とは言えやはりその決断をするだけのモチベーションもない。
それはやはり一度今の仕事を辞めてしまうことへの恐怖も大きいのだと思う。


もう少し、悩んでみる。
まずは6巻まで、最後まで「深夜特急」を読もう。