ウェブ時代をゆく

今さらだけど、読んだ。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

うぅ、もっと早く読んでおけばよかった。
まぁでも遅すぎずに済んだかな。この本に出会えてよかった。


「学習の高速道路」「高く険しい道」「けものみち」の概念に関する詳細な説明のおかげで、自分の立ち位置がある程度把握できるようになった気がする。
自分は今どこを目指しているのか。どのあたりにいるのか。どういう道が選択肢にあるのか。
まだ分からない、決まらないことではあるけど、この本を読まなかったらそれを意識することすらなかったかもしれない。


あとは「大組織適応性」がとても気になった。
梅田氏が挙げていた7つの適正のうち、自分が当てはまりそうだと思ったのは半分程度。
結局「全部当てはまる」ヒトも「全部当てはまらないヒト」もそうそういないのかも、と思った。
いくつか当てはまる、当てはまらないものの中でその比重をどう捉えるか、かな。
自分としては当てはまらないものがある限り大組織には適応し難い、と判断した。
大組織に属しつつ、周りのヒトの「適応性」を勝手に評価していると観察するのも面白くなりそう。


何はともあれ、非常に勇気の湧いてくる本だった。
「ウェブ時代」を生きていくことは、希望がたくさんあるのだ、というメッセージを受け取ったと思う。
たまに読み返し思い出しながら生きていきたい、と思う、素敵な本。